アイスのお話(4)

           アイスのお話アイスのお話(2)アイスのお話(3)の続きです。

いろいろ調べた数社のうち、最初に行ったアイス製造機のショールームで機械を見てお話を聞きました。幸いなことに、その月にアイスクリームセミナーがあるというのでさっそく申し込みました。さらに、もう一社でも近々講習会がある事を知り、そちらも申し込みました。

 

この2回の講習会は本当に基礎的なことでしたが、結果的には受講して良かったと思います。アイスやジェラートの基本知識・材料の配合による製品の出来上がりの違い、実際の機械の扱いなども学ぶことが出来ました。

でも何よりでしたのは、この時の講師やパテシエの方から、のちにレシピを作るときにアドバイスをいただけたことです。

 

さて、前回書いた「アイスクリームとジェラートの違いは?」わかりますか?

 

ジェラートは、イタリアでは凍ったお菓子「氷菓」のことを言い、広い意味では(イタリアの)アイスクリームといえます。ただ、日本ではアイスクリームと呼べるのは「乳固形分15%以上、そのうち8%以上は乳脂肪」と成分規格が法令で決められています。その分類では、より低脂肪なジェラートは「アイスクリーム」ではなく「アイスミルク」や「シャーベット」ということになります。

ジェラートは新鮮な果物や素材で作りますが、その上低脂肪なのでとてもヘルシーな食べ物なのですね。

 

そんな違いの知識が、当店のアイスにも実はとても関係があるのだとは、その時は思ってもみませんでした。

 

(続きは次回) >アイスのお話(5)