2012年

2月

29日

古い版画(錦絵)を飾りました

以前、古い版画(錦絵)を飾っていましたが、地震の時に落下して額縁の枠が壊れしばらくの間そのままにしていました。 

先日、新しい額縁を作り直してしばらくぶりに店内に飾りました。

西山家百年蔵からのご紹介」にも書きましたが、「甘味処 西山」の裏に蔵があります。震災にも、戦災にも焼けずに百年以上耐えた建物です。そしてこの錦絵も蔵に保管されていた古い物のひとつなのです。

東京新名所 吾妻橋鉄橋之全図
東京新名所 吾妻橋鉄橋之全図

「東京新名所 吾妻橋鉄橋之全図」明治20年製版という錦絵です。

 

この絵は向島(墨田区側)から浅草方面を俯瞰したもので、下部に隅田川・中央に吾妻橋とそれに続く道路(当店前の現在の雷門通り)上部には仲見世から浅草寺も描かれています。細部をよく見ると当時の風物が描かれていて面白いですよ。隅田川には帆かけ船や蒸気船も浮かび、道路には馬車や人力車・大八車(リヤカーじゃないですよ)が通っています。大きな車輪の(子供用じゃない)三輪車もありますが、さて見つけられますでしょうか?

 

さて、左上部には『木造富士』という気になるものが描かれています。高さ十八間というので33m程もあります。

------富士信仰で「富士講」というものが江戸時代から流行りましたが、実際に富士山に気軽に行くことは出来ないので、土を盛ったり溶岩をおいて「富士塚」という人口のミニ富士が各地に作られました。----『木造富士』はこの富士塚の一種だと思っていましたが、調べてみると実際にはもっと興行的なものだったようです。実際に登れる遊園地の大規模なアトラクションのようなものですかね。(江戸東京博物館所蔵の「木造富士の錦絵」リンク

 

その木造富士は、中身はハリボテだったので2年後の台風の時に壊れてしまったそうです。翌年その跡地に通称「浅草十二階」の凌雲閣が建築されることになるのですがーーーー

ーーーーと、浅草の歴史を書き始めるときりがないので今日はこの辺で終りにします。

 

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    Yuri (水曜日, 07 3月 2012 17:23)

    Hello.
    It's interesting!!
    At first I think " ? I have seen this before"
    I didn't that it was broken.

  • #2

    甘味処西山 店主 (水曜日, 07 3月 2012 21:26)

    Yuriさん、コメントありがとうございます。
    以前飾っていましたから、その時にいらしていればご覧になってると思います。昨年の地震の時に壊れたのであって、昔の関東震災の時にではないですよ。(翌朝落下しているのに気が付いたので、正確に言うと夜間の余震で壊れたんですね)